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院長コラム
年末のご挨拶
北風が吹き、吐く息が冷たい。でも天を仰げば青天の空。西の方を見れば富士山が真白い雪を覆っている。日本海側の方には失礼だが太平洋側の人間は日本の四季を喜んでいる。私もその一人。故郷を出て早50年近くなった。住めば都。いつのまにかこちらの人間になっている。
上京して大学キャンパスの富士見通りという所から初めて富士山を見たときの事を思い出した。栃木出身の友と一緒に芝生に寝そべり午前中で見えなくなる富士山をずっと眺めていた。感動ものだった。日本で一番高い山は日本のどこからでも見えると思っていた子供の頃。九州には男山の阿蘇山がある。雄大な阿蘇山、でも足が止まり見とれてしまうのはやはり富士山。女山とでも言った方がいいのかも。私は幸せ者。阿蘇を見て育ち富士を見て安住の地にいる。
今、師走。あと少しで2021年、令和3年も終わる。2年間も続く新型コロナ。私はウイルスとの「共生」を改めて考えるべきだと思う。ウイルスと人間、戦うより一緒に生きることが必要と考える。生活の形も変わった。無駄な時間、無駄な行動が自覚できるようになった。来年はどんな年になるか楽しみである。自分の来年もどうなるか楽しみだ。
ＨＰリニューアルのご挨拶と今年1年患者様と共に生きることができ皆様に感謝申し上げます。尚、ＨＰにはご意見などメールいただければ幸いです。クリニック玄関の角松をご覧ください。知人が毎年素晴らしいものを持ってきてくれます。良いお年をお迎えください。