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10月院長コラム
8月故郷福岡に久しぶりに帰りました。(9月のコラムに記載)
私には兄と姉がいます。本来なら2人とも健在と書きたいのですが残念ながら姉が74歳で9月10日に亡くなりました。8月の帰省時に姉の家へ顔を出したのですが外出しているとの事で会えませんでした。義兄の雰囲気に何かを感じましたがそのまま退出。後日姪から電話で姉の病気、状態を聴かされました。姉は弟には絶対に言わないでと家族に言ったようで、またそれを守り切ったようです。その電話をもらったのが8月の末でした。膵臓がん末期との事、9月入ったら姉の顔を見てこようと思っていました。でも神様は待ってくれませんでした。
家族の愛、兄弟の愛とは違うんですね。屁理屈言えば他人同士が結婚して子供ができて初めて血でつながるんです。でも兄弟はそれ以前に血でつながっていると思いましたが兄弟の血より家族の血が濃いという事を感じました。でもそれでいいんですね。悲しみの種類、度合が違うんですね。兄は自分より年下の妹が先に逝ったことのショックは兄の背中の震えを見て感じました。以前父の弟さんが父より先に亡くなった時の父の背中を思い出しました。その時父は順番を守らないといけないぞとふと漏らしました。74歳、今のご時世では少しいえ大いに早いです。きっとやりたいこと沢山あったでしょう。ゆっくり今という時間を考え今から何ができるか、何をしたいかを考えたいと思います。そうACP(人生会議)というよりエンディングノートを作製したいと思います。(数か月前のコラムでも書きましたがなかなか見当たりません。でもこの機会でより強く思いました)亡くなってからでは何もできません。皆様も独りでゆっくり考えてみてはどうですか。私は1週間でもいいからスマホもないテレビもない時計もない山の奥、島に行って無心で自然と共に過ごしてみたい。